花峯橋における3次元計測を活用した文化財修復支援
宮崎県日南市に所在する登録有形文化財「花峯橋」は、現存する木造橋の中でも珍しい木造方杖橋であり、複数径間を有する方杖橋としては国内唯一の可能性がある貴重な文化財です。老朽化に伴い修復事業が進められるなか、現況記録や修復検討のための資料整備が求められていました。
弊社では、本修復事業で設計を担当する株式会社文化財保存計画協会様のご依頼を受け、花峯橋の3次元計測を実施しました。
計測にはドローンによる写真解析(SfM/MVS)と地上型レーザースキャナを併用し、橋梁全体の詳細な3次元形状を取得しました。得られたデータから3次元モデルやオルソ画像を作成し、橋梁の現状把握や図面作成に活用しています。また、オルソ画像を基に橋梁各部の形状を図化することで、修復検討に必要な資料整備を支援しました。
作成した3次元モデルは、専門技術者による検討資料としてだけではなく、住民説明会などにおいても活用されています。立体的かつ視覚的に現況を把握できるため、修復内容や文化財保存の必要性を分かりやすく伝える資料としても役立っています。3次元計測技術は、文化財の現況を正確に記録するだけでなく、修復設計や関係者との合意形成を支援する有効な手法として活用されています。
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橋梁下面 | |
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![]() 上流面立面オルソ画像 |
事業主体:日南市教育委員会 生涯学習課, 調査・設計業務:株式会社文化財保存計画協会, 3次元計測業務:株式会社計測リサーチコンサルタント
【関連資料】花峯橋 現場説明会パンフレット(株式会社文化財保存計画協会 作成)
※花峯橋の歴史や特徴については、修復事業にあわせて株式会社文化財保存計画協会様が作成された現場説明会用パンフレットに詳しくまとめられています。
弊社作成の資料ではありませんが、橋の価値や修復事業の背景を分かりやすく紹介した資料となっていますので、ぜひあわせてご覧ください。







