点検支援技術性能カタログ登録技術のご紹介
先月、点検支援性能カタログへの新規技術登録についてご紹介いたしました。今月は、この登録技術の中から下記の登録技術の詳細内容をご紹介いたします。
橋梁部門 損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」 技術番号:BR10042-V0022
本技術は、連続撮影した画像を基に画像解析技術によりコンクリート表面の展開画像(オルソ画像)を作成し、そこからひびわれの位置と幅を抽出する技術です。これは、ひびわれ幅と〔CI〕(クラックインデックス)※の相関から、展開画像上のひびわれ概形をトレースすることで、指定幅内のひびわれ位置・幅を自動抽出できます。また、CADと同等の機能も有しており、ひびわれの他、画像から判読可能な剥離や鉄筋露出などの図化やDXFへの変換も可能です。
※〔CI〕:ひびわれ近傍の濃淡の「特徴値×分布幅」
「k-trace」を使用した損傷抽出イメージ | ||
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点検技術者はこのシステムにより大幅な省力化が図れるうえ、技術者毎のバラつきも少なくなります。 また、技術者が簡易トレースを行う半自動抽出のため、見落としや誤抽出のリスクが低減されます。
●ひび割れ判読図化システム K-Traceの詳細についてはこちら
●国土交通省報道発表資料 https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001586.html