振動法によるケーブル張力測定
ケーブルは外部からの刺激を受けると特定の周波数(固有振動数)で振動します。この固有振動数は、ケーブルの質量、長さ、張力に依存します。この理論を用いてケーブルの張力を測定する方法が振動法と言われます。振動法によるケーブル張力測定は、測定対象であるケーブルに加速度計を設置し、取得した計測データをFFT解析してケーブルの固有振動数を算出することで、張力を推定する方法です。張力算出に用いる計算式は、主に「弦理論式」と「実用算定式」の2種類があり、ケーブルの状況に合わせて使い分けを行います。
本手法はケーブルを傷つけることなく張力測定が可能で、比較的短時間で測定することが可能です。弊社では斜張橋のケーブルやPC外ケーブルなどで測定した実績が豊富にあります。
ケーブル張力測定にご興味のある方はぜひお問い合わせください。
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